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研究所に残る自然と文化力【国分寺フィールドワーク(東京スリバチ学会)】(2)

「よい立木は切らずに、よけて建てよ」という精神があります。東京都国分寺市の株式会社日立製作所中央研究所です。武蔵野台地の切れ目にあり国分寺崖線が敷地を横切っています。
国分寺俯瞰2-001
【拡大できます】

地形図を見ると研究所内を南北に谷が通っています。そして、大池があり全長20.5㎞の野川の源流の一つとなっています。会社内に多摩川水系一級河川の源流があるとは羨ましい限りです。
返仁橋(日立製作所中央研究所)
日立製作所中央研究所の入口から100mほど進むと橋が架かっています。「返仁橋」です。興味を持ち調べてみると読みは「へんじんばし」で元々は「変人橋」と書いた様です。
返仁橋(日立製作所中央研究所)
日立グループで1953年に『変人会』が設立されています。日立創業者の一人である馬場粂夫博士(1885~1977年)の開拓者精神から来ています。博士号取得しさらに高みを目指す人材を育成する会です。

「高度な発明は変人以外期待し難し」と考え『変人会』と付けたのですが世間体が悪く1959年に『返仁会』と改名されて仕舞います。残念です!ケンブリッジの様に変人が尊敬される学会であって欲しいものです。
野川源流の谷(日立製作所中央研究所)
橋の由来は深いものだけでなく橋の下の谷間も同様です。底には谷の奥から流れる野川の源流があります。源流の湧水は一般公開されていません。ブラタモリで特別に撮影されていました。
野川源流の谷(日立製作所中央研究所)
研究所内を通る国分寺差崖線を下ります。すると先程の流れが再び現れます。今度は近くで見られるので水の清らかさが伝わります。東京都内の平野で原始的な川筋が見られるのは極稀で貴重な場所です。
大池の広葉樹林(日立製作所中央研究所)
国分寺崖線を下り大池に沿いに蛇行する小道を行きます。広葉樹林に包まれ日本の原風景と感じられる場所です。古の武蔵野もこうだったのでしょうか。研究所と全体としては120種27000本の木々に満たされています。
大池の広葉樹林(日立製作所中央研究所)
一企業がこれだけの自然を維持していることは驚きです。効率やコストなど他の企業が所有していれば有り得なかったのかもしれません。普遍的な精神が貫かれる企業文化が必要です。

長く残る企業の研究をしていると『文化』というキーワードが出て来ます。

企業が提供する商品やサービス自体が生活の一部となり文化となることです。その様な企業は文化や地域社会への関心が高いのも特徴です。貫き続ける普遍的な精神を持っています。

日立製作所は電機業界が破壊的な打撃を受けた時も利益を出していました。コアコンピタンスとドメインがしっかりとした企業です。そして、『文化力』が違うのかもしれません。

つづく…ほいじゃ
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