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逆川【東十条・王子・駒込フィールドワーク(東京スリバチ学会)】(21)

「さかがわ」、「さかさがわ」、「さかさまがわ」と読む『逆川』という名の川は全国各地にあります。他の河川が一定方向に流れる中、一本だけ逆方向に流れる川に名付けられています。

逆方向に流れる主な理由は潮位による逆流、合流する川の増水時の逆流、そして、地形が他の河川と逆方向に高低差がある場合などです。
逆川
東京都北区の逆川(さかさがわ)はすべて暗渠となっているため検索してもほとんど情報は出て来ません。『川の地図辞典』などの専門的な書物や古地図で調べるしかありません。

石神井川は東へ、谷田川は南東に流れるこの辺りで唯一北へ向かい流れる川です。
IMG_2796.jpg
明治43年頃と大正元年から大正10年に陸地測量部によって作られた地図に当時の流れが示されています。特に大正年間の地図は色付きで分かり易く、精度の高さは明治末期の地図が上に感じられます。
逆川2
現在の道を参考にしながら古地図にある川筋をカシミール3D上に引いていくと上の図の様になります。古い道筋と川との関係性から導き出しました。地図上ではこれよりも曲線的な自然な川の流れです。
逆川跡(北区)
住宅街に続く不自然に蛇行する道を歩きました。川の流れが確かにあった事を感じさせる蛇道です。実際のところ暗渠になっているとの情報なので水は道の下を流れているはずです。
逆川跡(北区)
途中には「つるの湯」と書かれた銭湯がありました。「天然ラジューム浴泉」とあります。『レッツエンジョイ東京』にあるキャッチフレーズは「いつも清潔、日替り薬湯。高い天井、大きな浴槽でゆったり」です。

大正前期までは通りの銭湯側は畑で民家は道の反対側に並んでいました。
逆川 つるの湯(北区)
『川の地図辞典』によると源流は「北区西ヶ原4丁目28番付近」となっています。この辺りは住宅地と行き止まりの路地で構成され源流があった場所ははっきりとしません。

また、源流よりさらに南から水が流れる様になる出来事がありました。

明治32年に海軍下瀬火薬製造所ができ排水路を逆川につなげ流していました。排水により逆川下流にあった王子製紙の工場で機械が錆びる問題があった記録が残っています。
牛蒡坂道音逆方面へ向かう階段
フィールドワーク一行は逆川の源流付近からさらに上へ登ります。そこに魅力的な階段があります。特に名前はないようです。この階段の先には江戸時代からある道音坂(どういん)や牛蒡(ごぼう)坂があります。

今回は東京スリバチ学会主催のフィールドワークだったため坂までは行きませんでした。それにしても引き込まれそうな魅力的な階段です。次の機会に…。

つづく…ほいじゃ
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