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特殊なスリバチ~音無さくら緑地【東十条・王子・駒込フィールドワーク(東京スリバチ学会)】⑬

音無さくら緑地、音無もみじ緑地は季節感のある洒落たネーミングです。まとめて音無緑地と表記されることもあります。東京都北区を流れる石神井川がかつて蛇行した旧河川を緑地化した場所です。

自然の川は平坦な土地に出ると浸食採用により河岸を浸食しながら徐々に蛇行する度合いを増していきます。

場所によっては蛇行した河川が三日月湖として残されている場合もあります。都市化により河川の直線化工事が進んだ所では形跡さえ見付けるれないのが現状です。
otonashiryokuchi.jpg
音無緑地は都内では珍しい石神井川の蛇行した旧河道が残されている場所です。Mapionの地図で湾曲具合がはっきりと分かります。左が音無もみじ緑地、右の半円が音無さくら緑地です。
音無さくら緑地(北区)
まずは音無さくら緑地です。河川敷の遊歩道から一段下がった所にあります。行動成長期前の昭和30年から35年までの地図を見ると石神井川がここを蛇行して流れていました。

昭和50年前後に行われた工事で直線化されました。その際に貴重な川跡は平成6年(1994年)に緑地化されます。本格的な吊り橋まで作られ凝った演出です。
音無さくら緑地(北区)
水の流れも作られ親水公園の様にもなっている半円の窪地は東京スリバチ学会のフィールドワークで訪れのに恰好の地形です。ただ、一般的なスリバチ地形とは一線を画しています。

水の流れが台地を浸食してできる谷戸に多いスリバチ地形ですが、ここは旧河道が河川の直線化工事により使われなくなり窪地として残った行動成長期の人工的な一級スリバチ地形です。
音無さくら緑地(北区)
緑地内の解説によると都内では珍しく古い地層を観察できる崖地を残した場所です。最も浸食作用が大きい崖地を地形学で「攻撃斜面」と言います。

12~13万年前の下末吉海進により東京区部東部の一部が海底になった時期に形成された東京層が露出しています。貝殻の化石を見付けることができます。
音無さくら緑地(北区)
さりげなく存在する橋長2.5mの「さくら橋」は貴重な遺構の様です。解説が刻まれた石碑によると500年前くらいから日本で作られ始めたアーチ式石橋です。

当初は木橋よりも頑丈だったため重宝されましたが材料の進歩や建築方法の進歩もあり木橋にとって代わられました。だから、現存する石橋は少ないそうです。

この橋自体がいつ作られたかは書かれてなく残念です。

音無さくら緑地は閉塞感が演出する孤立した空間であり古を想い散歩するのには恰好の場所です。

つづく…ほいじゃ
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