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常識を破れ~MB1と可能性【女子バレーボール2014・リオ五倫「金」の道】①

日本が金メダルを取っていた1960、1970年代は戦術に革命を起こしていました。回転レシーブ、クイック攻撃、X時間差攻撃など現代のバレーでは標準となった戦術です。

すべては世界との差を覆す「対策」でした。

常に弱みを強みに変えたり、常識を壊し続けていました。1990年代、2000年代の低迷期は他国が新戦術を作り出していた時代でした。
2013 FIVB World Grand Champions Cup Tailanad vs. Japan
(タイ対日本 3木村選手のクロススパイク)
2012年ロンドン五輪に28年振りの銅メダルに返り咲きました。しかし、道半ばです。なぜなら、バレー界を変えるような新戦術が生み出されていません。

リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲るためには、誰も見たことのない革新的な新戦術は不可欠です。故松平会長も眞鍋監督に伝えています。

そこで登場して来たのがMB1です。

ミドルブロッカー(MB)が通常2名のところ1名を減らし、得点力のあるウイングスパイカー(WS)を1名増やす戦術です。

MB1のポイント
1、シンクロ攻撃(同時に動き出し相手を攪乱する)
2、0テンポ(トスが上がる前に動き出す。)
3、得点力の高いウイングスパイカーを多い全日本女子の利点を活かす
4、スコーピオン(前衛のセンターが後ろから駆け込みスパイクする)

全日本女子のミドルブロッカーの身長は中国を始め欧米、南米チームと比べれば低く、指高で言えば手足の長い体格の選手と差はさらに広がります。
2013 FIVB World Grand Champions Cup Tailanad vs. Japan
(タイ対日本 16迫田選手のブロック)

MB1のウィークポイント
1、ブロック力の低下するローテンションがある
2、クイック攻撃ができないローテンションがある
2、動きが複雑かつ多く求められる体力と知力の要求が高くなる
3、負荷増による故障の危険性や様々なストレス、迷い

これには1試合を戦い抜くだけでなく、大会を通してバラツキの少ないパフォーマンスを出せる体力が必要になります。同時に無理が祟れば故障の原因にもなります。

それが原因か不明ですが全日本メンバーに故障者が多いのも現実です。

当然、ロンドン五輪へ向けた4つの世界一も達成しなければなりません。

1、レシーブ(サーブレシーブ)
2、ディグ(スパイクレシーブ)
3、サーブ力
4、ミスの少なさ

眞鍋監督の著書に「精密力」というタイトルの本があります。リオで金メダルを獲るにはさらに高いレベルの「精密力」が求められます。
2013 World Grand Champions Cup RUSSIA vs . USA
女子バレーの傾向
高身長化(平均身長が高くなる)
高速化(スピードが速くなる)
男子化(男子の戦術を女子へ)

男子に近い筋力とスタミナが要求されるのは必至です。基礎能力の高い選手のみが全日本女子に残れることになるでしょう。

数年間、検討に検討を繰り返してきた新戦術を11月のグランチャン(世界4大大会)でいきなり使う辺りは眞鍋監督とスタッフの決意を表しています。

結果は世界ランク3位の日本は銅メダルでした。世界ランク1,2位を超えることはできませんでした。逆に丁度良い結果だと思います。

今の時点で相手に「海のものか山のものか」分からない程度が適当です。目標はあくまでもリオデジャネイロ五輪金メダルです!
2013 FIVB World Grand Champions Cup BRAZIL vs. JAPAN
(ブラジル対日本 クラウジノ選手)

敵からも「妙な事をはじめたぞ」というレベルの警戒心に抑えられたと思います。今は試作を繰り返し、カードを増やしている段階です。

個人賞では成果はありました。

175㎝の迫田選手がスパイク賞を獲りました。180㎝後半から190㎝台のスパイカーがいる中でスパイク決定率が1位でした。日本人選手には最も遠いタイトルの一つです。

また、セッター賞は中道選手、リベロ賞は全日本初選出だった佐藤選手が獲りトータルバランスの高いチームになりそうな予感がします。

この戦術は大きな可能性があります。

1、個々のプレイヤーのストロングポイントを最大限活かせるチーム戦術
2、前例にないプレー組合せ数は今の所未知数
3、日本人ならではの「緻密力」が活かせる

フォーメーションと動きの複雑さをこなす器用さ、ワンプレー毎に求められる高い精度、不可能を可能にする地道な練習、…これらは日本人が一番と得意とする分野です。

眞鍋監督の事ですから、すでに何歩も先をすでに取り組んでいるはずです。昨年の目標は「世界一を知る」。たぶん、今年は「世界一になる。」では?

2014年は夏のワールドグランプリとイタリアで開催の世界選手権が楽しみです。優勝を狙って来るはずです。

どれだけ常識を壊し、具現化できるか?第一関門です。

ほいじゃ
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