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下末吉台地の崖崩れ「日吉フィールドワーク(東京スリバチ学会)」⑥

彫の深い地形はマニアにとって最高の嗜好品ですが、住人にとっては時に悩ましい問題となります。東京スリバチ学会「日吉フィールドワーク」で終盤に通った日吉本町二丁目の斜面は崩れていました。
金蔵寺と日吉本町2丁目の丘
前回のブログで登場した金蔵寺の裏山とこの崖は連続しています。金蔵寺の裏山は「日吉本町二丁目の台地」の南斜面にあたり、崩れた現場は西斜面です。
日吉本町2丁目の丘
この辺りは多摩丘陵の先端部に位置した下末吉台地(しもすえよしだいち)の一角です。下末吉海進で形成された崖面と掘りの深い地形が特徴です。
日吉本町2丁目の丘
崖崩れの現場は人工的に補強されおらず地層が露出する斜面でした。本来なら木々の根が支える法面なのですが、地中の水分が過剰に蓄積され崩れた様です。
日吉本町2丁目の丘
崩れた崖を眺めながら歩いていると偶然通りかかった親子と会話になりました。「怖いんですよ」とお母さんが言いました。「ここ崩れるですよ。」
日吉本町2丁目の丘
子供たちは強い子をアピールするかの如く「怖くない~」と一斉に呼応しました。そこにいた大人たちは苦笑いするしかありませんでした。大人になれば分かるだろう…。
日吉本町2丁目の丘
お母さんから話を聞くと何年か前に別の場所も崩壊したことを知りました。ビニールシートがある所と聞き探しました。現場に行くとシートはすでに劣化していました。

後で神奈川県の災害情報を調べると平成2004年10月20日から21日の台風23号(トカゲ)で起きた崖崩れでした。
日吉本町2丁目の丘
四国に上陸した台風で最も遅く、本土に上陸した台風としても過去3番目に遅いものでした。上陸直前に超大型から大型に勢力は弱まったものの秋雨前線の影響もあり平成の台風としては最大の被害を出しました。

全国で死者・行方不明者98名、負傷者552名でした。

2004年と言えば数日後の10月23日に新潟県中越地震が起きました。先日訪れた新潟県小千谷市の被災地でも崖崩れの現場を見ました。ここと同じように横穴が掘られた場所でした。
日吉本町2丁目の丘
「日吉本町2丁目の西斜面」を数字で表してみました。ある断面を切り取ると道路の標高は約6.5m、崖の高い所で約36.5m、直線距離100mです。300‰又は30%の傾斜です。

大まかですが傾斜が最も級な辺りで35%の傾斜でした。崖を下る階段も見事でした。
日吉本町2丁目の丘
階段の上部で標高約30m、下りた所が約9.5mです。距離にして約100mあるので勾配は20.5%の勾配です。歩き甲斐のある階段です。土の部分もありちょっとした登山感覚です。

横浜市オリジナルデザインのマンホールが街歩き好きには堪りません。

本来、人間がいなければ斜面が崩れるのは問題にはなりません。むしろ自然です。人間が無常の台地に住み、安心、安全、安定を求める余りに感じる問題しかありません。

これだけの崖が1000年後に同じ形をしている訳がありません。

科学技術の21世紀に自然を理解し共存を追求することが大切なのではないでしょうか。

次は箕輪町の丘を越えます!

つづく…ほいじゃ
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