スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

湊町新潟と文化 湊稲荷神社、艀下川跡『新潟の町 微 地形散歩DAY2』⑤

新潟は東京と読み方が違います。東京なら下町(したまち)ですが新潟は下町(しもまち)と読みます。調べて気付いた事は新潟は古の京文化の影響が残っています。

加えて新潟独自の風習もありました。

新潟島の下町を歩く『新潟の町 微 地形散歩』の一行は湊稲荷神社に到着しました。そして、ショッキングな光景を目にしました。狛犬が縛られています。
湊稲荷神社(新潟市中央区)
いたずらでも呪いでもありません。「足止め狛犬」と言われる俗習です。足止めしたい相手が男性の場合は右、女性の場合は左を結びます。

悪所通い、家出人、商売繁盛、酒断ち。煙草断ち、縁結びなどを願掛けします。

地元の方には日常の光景なのでしょうが、旅人の視線にはサディスティックな光景に映ります。足止め狛犬」は新潟の花柳界文化を色濃く残しています。
湊稲荷神社(新潟市中央区)
湊稲荷神社は創建は1716年(享保元年)と江戸時代中期まで遡ります。当時は新潟湊の玄関口にあたり、木々が茂っていたため航海の目標となりました。

湊稲荷神社は海運業者、漁業者が海上安全、船運長久を祈願する神社でした。

この辺りには花街がありました。客である船乗りを足止めするために遊女達の願掛けが俗習として形を変えて今に残っています。神社の別名を「道楽稲荷」とも言うそうです。
湊稲荷神社(新潟市中央区)
湊稲荷神社には「願懸けの高麗犬(こまいぬ)」があります。他と違う最大の特徴は狛犬が回しながら願懸けを行うところです。願懸けのやり方が書かれていました。

1、拝殿に向かい男性は右側、女性は左側の狛犬を回す
2、願いを心で念じながら高麗犬を回す
湊稲荷神社(新潟市中央区)
当時の帆船が主流の時代です。新潟湊の特徴として西風が吹くと船が出港できなくなります。遊女達は客を足止めするために高麗犬(こまいぬ)を西に向けて西風が吹くように願懸けをしたということです。

時は経ち俗習として高麗犬(こまいぬ)を回して願懸けする形に変化しました。

私が気になった点は「こまいぬ」という漢字です。一般的には「狛犬」ですが湊稲荷神社では「高麗犬」となっています。狛犬が日本に定着する歴史と関係します。

古代エジプト、メソポタミアのライオン像が発祥の狛犬は唐(618~690年,705~907年)の獅子像が朝鮮半島を経由して日本に入って来ました。

当時の日本人は獅子という未知の生物を犬と勘違いして高麗犬と呼んだという説があります。これも新潟に残る古の京文化の名残かもしれません。
艀下川跡(新潟市)
湊稲荷神社を出た『新潟の町 微 地形散歩』の一行は艀下川(はしけしたかわ)の跡にできた道路を歩きました。艀下川は江戸時代に上島と下島と呼ばれていた土地の境を示す流れです。

周辺の土地は明治維新後に新潟県が有力者に分譲して開拓させた町です。

その名残として買い取った人の名前が町名として残っています。明治末期には住宅、商店、工場が立ち並ぶ活気ある町に成長していました。
下島公園(新潟市)
艀下川の跡にできた道路から細い道に入ると三角形の公園があります。「下島公園」という看板が目に入りました。ここが川を渡り下島だった事を今に伝えています。

湊稲荷神社、艀下川は「湊町新潟」の顔を見せてくれました。

新潟文化とは何だろう?この時点では古の京文化を残しつつも独自に発展させた文化を持つ新潟の横顔が垣間見えました。

つづく…ほいじゃ
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : くるま旅
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Crazybowler

Author:Crazybowler

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。