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自らの心を顧みる 将門塚(将門の首塚) 東京スリパチ学会「北斗七星スペシャル」⑬

江戸幕府より前の江戸は「鄙(ひな)びた漁村」だったと言う表現を何度か目にしたことがあります。ここ大手町は平川が日比谷入り江に流れ込むところでした。

21世紀の現代は東京駅を中心とした再開発が活発な土地です。

こんな都市らしい都市の一角に開発されずに残された土地があります。将門塚(しょうもんつか)、通称「平将門の首塚」です。
大手町の再開発
平将門は平安時代中期を生きた人物です。‎崇徳天皇、菅原道真と並び日本三大怨霊に数えられます。平安時代中期の日本は藤原家の権勢が絶頂期にありました。

一方、関東では自然災害、政治腐敗等で混沌としていました。

そんな頃に朝廷に反旗を翻(ひるがえ)し破れた武士が平将門です。彼に対する歴史上の評価には常に相反するものが同梱されています。

・朝敵であり関東の英雄
・怨霊であり守り神

風水や神仏に明るい徳川家康公は平将門の怨霊を無碍(むげ)にせず、むしろ手厚く扱いました。同時に呪いを封じ込めるために縁の社寺を北斗七星状に配置したと言われています。
平将門 北斗七星
德川家康が平将門を手厚く扱ったことには他に理由があった様です。平将門が生きた時代は武士が誕生して間もない頃でした。武士という身分は明確に確立していませんでした。

そんな頃に起きたのが承平天慶の乱です。平将門の乱と同時期に藤原純友の乱をまとめてそう呼びます。

結局は乱は鎮圧されたのですが、この戦いの功労者が武士の家柄を手に入れることになります。平将門は武士の成立に大きな影響を与えた人物です。
将門塚(将門の首塚)
平将門の乱が起きたのは940年です。平将門の首は京に運ばれた事は事実のようです。では、京から芝崎村までどの様に来たのか?

・首だけ飛んで来た(伝説)
・縁の者が遺体を引き取り運んだ(神田=からだの訛り説)
・そもそも運ばれていない?

何はともあれ武蔵野国豊島郡芝崎村に葬られたか祀られました。ちなみに将門縁(ゆかり)の神田明神、築土(津久戸)明神も芝崎村が発祥とされています。
将門塚(将門の首塚)
江戸時代に入ると首塚は江戸城の城内となり雅楽頭(うたのかみ)系酒井家の上屋敷ができました。中庭に池がありそこに塚は残されたと伝わっています。塚は関東大震災直後まで残っていました。

震災で損壊した塚の発掘調査が行われました。石室がありで古墳の様な造りだったとそうです。関東大震災(1923)の翌年(1924)に仮庁舎を作るため壊されました。

平将門の首塚が残された理由を語るブログやHPは数々ありますが、その中で最も信憑性が高いのが国税庁のページです。
http://www.nta.go.jp/ntc/sozei/quiz/1110/
壊された後から不幸な出来事が続いた事が書かれています。昭和2(1927)年に鎮魂碑が建てられました。これが現在の将門塚です。

その後も大停電やGHQの取り壊しで事故が起きたりと再開発が行われず現在に至っています。

個人的には怨念や祟りがどう言うものか正直分かりません。しかし、神仏や昔の人に畏敬の念を持って接しています。人がその気持ちを忘れた時に祟りに結びつくのではないでしょうか?

平将門が語り継がれる背景には時代毎にニーズがあったのだと思います。当時の人々の罪の意識から生まれた祟り原因説ではないでしょうか?

・権力者を恐れ逆らえず正義を貫く人を犠牲にしてしまう私達
・時間が経てば感謝の気持ちを忘れてしまう私達
・自分が上手く行くと他に畏敬の念を示さなくなる私達
・自分可愛さに間違った事や目先の利益に手を出す私達

何か悪い事が不可解に続くと理論の破たんを起こし感情的に理解できる祟りと結びつけるのだと思います。自分は正しいと思う気持ちと結果が反する場合も祟りと結びつけるかもしれません。

「自分は正しいのになぜ?」…そんな時は理由を他に求めがちです。

「昔のものを尊みながら目先の利害のため破壊する罪の意識」…事故後に中止になる理由かもしれません。

平将門の首塚を考える時、物理的な土地や碑も重要なのですが、むしろ人の心の移ろいを考える事が大切なのではないでしょうか?

将門塚が残って来た理由は私達が共有する懺悔の気持ちかもしれません?自らの心を顧みるべき場所なのかもしれません。

ほいじゃ
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