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ダムと目的について思ふ 赤谷湖と相俣ダム②

世の中で目的が変わってしまうことは多々あります。会社や役所などの人が集まる組織で起きます。元々の話にそれぞれの利害が合わさって変容して行きます。

ダムは分かり易い例でしょう。

本来のダムの目的は人類が長きに渡り格闘した治水です。そして、農業、飲料水の確保です。現代ならば電力の確保が加わります。
生涯学習!by Crazybowler-相俣ダム(群馬県)
下道で群馬県から新潟県へ抜ける時に必ず通る道が三国街道です。その道すがらに赤谷湖と相俣ダムがあります。1952年に着工、1959年に竣工したダムです。

着工年は終戦から7年後、朝鮮戦争で景気は良くなったものの日本は復興に苦戦していた時代です。なぜ、こんな頃に?
生涯学習!by Crazybowler-相俣ダム(群馬県)
相俣ダム
着工年/竣工年:1952年/1959年
利用目的:洪水調節・不特定利水・発電
住所:群馬県利根郡みなかみ町
河川:利根川水系赤谷川
ダム湖:赤谷湖

ダム型式:重力式コンクリートダム
堤高:67.0 m
堤頂長:80.0 m
堤体積:63,000 m³

相俣発電所:7,300kW
相俣第二発電所:120kW
流域面積 110.8 km²
湛水面積 98.0 ha
総貯水容量 25,000,000 m³
有効貯水容量 20,000,000 m³
生涯学習!by Crazybowler-相俣ダム(群馬県)
ダムの歴史を調べて行くと行きつく所があります。カスリーン台風です。

カスリーン台風
昭和22年台風第9号
国際名:カスリーン〔Kathleen〕)
発生期間:1947年9月8日~17日
寿命:約9日
最低気圧:960 hPa
死傷者数:死者 1,077名
行方不明者: 853名
負傷者 1,547名
被害地域:関東地方、東北地方
生涯学習!by Crazybowler-相俣ダム(群馬県)
GHQ占領下の混乱期なので数字の正確性には疑問が残ります。利根川水系では多大な被害を受けました。上流では土石流、下流では広範囲で大洪水が発生しました。

現在、群馬県にあるダムはカスリーン台風がきっかけに作られました。

利根川水系8ダム 着工年/竣工年
1951年/1959年(9年)藤原ダム(みなかみ町) 
1952年/1955年(4年)須田貝ダム(みなかみ町) 
1952年/1959年(8年)相俣ダム(みなかみ町) 
1958年/1965年(8年)薗原ダム(沼田市) 
1959年/1967年(9年)矢木沢ダム(みなかみ町) 
1959年/1968年(10年)下久保ダム(藤岡市+埼玉県小玉郡) 
1965年/1976年(12年)草木ダム(みどり市)
1973年/1990年(18年)奈良俣ダム(みなかみ町) 
1905年/1989年(85年)渡良瀬遊水地(栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県)※

※元々、渡良瀬遊水地は足尾銅山鉱毒事件から鉱毒を沈殿する遊水池を作る目的だった。
生涯学習!by Crazybowler-相俣ダム(群馬県)
数字を並べて見ると気付くことがあります。時代が後になるほど完成までの時間が長くなっています。理由を考えてみました。

・大きな災害が減った
・緊急性が薄れた
・反対運動の増加
・バラマキ工事が増え不信感が増す
・献金を増やすため長期化させ業者にお金を落とす?
など

本来は人類が何千年も苦しんだ水害、渇水へ対策のために行わる事業でした。政治家個々、官庁単位の利己的な実体がマスコミによって暴かれるに従い公共事業へ批判は高まりました。

国民が政治家、官僚に不信感を抱く現代の縮図です。

ダムに関しては特にターゲットになります。数年前に群馬県の八ッ場ダムでおおもめになりました。結局、再開されています。

もし、ダムがなかったら?それは問題です。土石流、洪水、渇水などが起きます。何事も「適切」、「適当」、「公共性」が大切です。

理想論かもしれませんが余計な利害を排除して目的を定めて事を進めれば世の中はもっと良くなるのでしょう。

ほいじゃ
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