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内閣総理大臣の格 附伊藤博文別邸 萩城跡(山口県)⑧

総理大臣の地位がデフレスパイラルにあります。総理大臣の地位を需要と供給で考えるなら任期が短ければ多くの人にチャンスが生まれ椅子の価値は下落します。

逆に長ければ限られた人しか椅子に座れず価値は高まるでしょう。

今や6年間年1回のペースで首相が交代する日本です。悪い事に政治家同士の足の引っ張り合いで首相の価値は下がる一方です。

初代内閣総理大臣・伊藤博文が誕生したのは明治15年(1885年)12月でした。縁の地を訪ねました。内閣総理大臣の格について考えてみたいと思います。
生涯学習!by Crazybowler-附伊藤博文別邸 萩
山口県萩市にある「附伊藤博文別邸」へ行きました。同じ敷地には「伊藤博文旧宅」もあります。今回は「附伊藤博文別邸」を紹介します。

明治40年に東京府下荏原(えばら)郡大井村に建てられた家です。

東京の屋敷は広大だったそうです。ただし、玄関、大広間、離れ座敷のみが移築されています。玄関(13.1m×6.7m)のゆったり間を感じれば大邸宅だった事はすぐに分かります。
生涯学習!by Crazybowler-鏡天井 附伊藤博文別邸 萩
財を惜しみなく注ぎ込んだ感じが各所に見付けられます。材は一流です。最大の見所は「鏡天井」です。(昔は平らで大きい板を鏡板と呼んでいました。)

紀伊半島の山中、奈良県の吉野山で発見された樹齢数千年はある「吉野杉」が使われています。見えている部分だけで3.66m×1.45mもあります。

見えていない部分を含めると元の板のサイズは何と10.88m×2.02mという驚きの一枚板です。今ならいくらで買えるのか想像も付きません。
生涯学習!by Crazybowler-大広間 附伊藤博文別邸 萩
大広間は「書院の間」と「次の間」と「鏡天井廊下」で構成されていて14.1m×8.4mあります。これが屋敷のほんの一部というのでから驚きです。

東京の屋敷にはさらに洋館もあったそうです。当時の内閣総理大臣の格と財は庶民とは桁違いだった事が想像できます。

当時、内閣総理大臣という地位の高さと引き換えに命を張るほどの仕事でした。暗殺された首相と元首相は5人、全員が明治から太平洋戦争前までに殺されています。

当時はテロのある不安定な世の中でした。伊藤博文もその一人です。

実は初代内閣総理大臣の伊藤博文の記録で破られていないものがあります!

最年少就任および在任記録 伊藤博文 44歳3ヶ月
②近衞文麿 45歳(48歳時に再任)
③黑田淸隆 47歳
…日本の40代首相は明治から昭和初期の3名のみ

アメリカ大統領の場合は42歳で就任したセオドア・ルーズベルトが最年少です。前大統領が暗殺されたため副大統領からの昇格でした。

セオドア・ルーズベルトは日本とも縁があります。日露戦争の停戦からポーツマス条約での和平交渉に尽力した人物であります。

J.F.ケネディーではと思った人もいるかもしれません。43歳で最年少で大統領選挙で当選した大統領であり就任時の年齢は2番目に若い記録です。日本とは違い最年少9位まで40代です。

アメリカ大統領 最年少就任ランキング
①26代 セオドア・ルーズベルト 42歳
②35代 ジョン・F・ケネディー 43歳
③42代 ビル・クリントン 46歳

日本は戦後に40代首相は一人も生まれていません。エネルギッシュな40代首相が誕生すれば変わる日本になれば色々な事が変わるかもしれません。

47歳で現大統領に就任したバラク・オバマは44代目です。1789年4月に初代大統領・ジョージ・ワシントンが誕生してから2012年3月までの224年間で44代43人の大統領が米国をリードしました。

日米の「何代目」の数え方に違いがあります。

アメリカ大統領は2期連続勤めた場合でも1代とみなされます。日本の場合は逆で同じ人が連続しても代は加算されます。例)吉田茂 45代、48~51代

また、前大統領が在任期間中に死去した場合、アメリカは副大統領が大統領に昇格して代は変わります。一方、日本は変わらずに内閣総理大臣臨時代理という扱いの場合があり代は加算されません。

野田総理が95代内閣総理大臣であり127年間で62人目です。

1185アメリカ 224年÷43人=5.21年/人 平均
日本 127年÷62=2.05年/人 平均

アメリカ大統領:行政権の長であり国家元首
 任期4年 2期まで

日本国 内閣総理大臣:日本の行政府である内閣の首長
 任期規定なし、何期でも可
(衆議院選挙後の首班指名が一応の節目)

政治システム、地位、権限、任期、再選の違いはあれども日本の首相一人辺りの総任期期間平均は短過ぎる感が否めません。

2年間で1回チャンスが来る椅子と5年間に1回ではどちらに重みを感じるでしょうか?

平均在任期間だけで判断しても価値は約2.5倍違います。大臣はもっとひどく数か月で交代なんて誰も驚かない時代です。

まさに首相、大臣の安売り時代です。

さらに言えば政党同士や党内派閥同士で足の引っ張り合いをして首相、大臣の価値を負のスパイラルの如く下げ続けています。

首相・大臣のデフレ時代です。

6年間毎年総理が変わっていれば椅子の価値の低下だけでなく、外国からの信頼が低下し、中長期の仕事ができない弊害から国家運営、経済回復も難しくなります。

経済の世界では日本は中長期ビジョン経営、アメリカは株主を意識した短期ビジョン経営だとされるのが一般的見解です。

しかし、政治のどうも逆の様です。

短期的、短絡過ぎる政治に内閣総理大臣の格は下がり日本もつられて行くでしょう。デフレは経済だけでない様です。

ほいじゃ
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