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上流武士と時代 家老福原家書院、口羽家住宅 萩城跡(山口県)④

その時代にそこそこ偉かった人の名前は残るものの語り継がれる人は数少ないと感じます。むしろ、地位は関係なく歴史的に重要な仕事をした人の名が長く語り継がれています。

明治維新は戦国時代と並び日本史の一大転換期でした。

主役の両翼の1つを演じた長州藩では下級武士だった功労者が今でも世に語り継がれています。吉田松陰、高杉晋作、伊藤博文などです。
生涯学習!by Crazybowler-家老福原家書院
萩城跡を訪れた時に上級武士の屋敷へも行きました。毛利家の家臣団はどうなっていたのだろうか?調べると中国地方の覇者・毛利元就を基点とする一族と嫁ぎ先が多い事に気付きます。

長州藩の家臣団(上級武士)
<一家八門=永代家老職>
①宍戸氏(元就の長女の嫁ぎ先)
②右田毛利家(元就七男の家)
③吉敷毛利家(元就九男の家)
④厚狭(あさ)毛利家 (元就八男の家)
⑤阿川毛利家(元就二男【吉川元春】の二男の家)
⑥大野毛利家(吉川元春の二男の家)
⑦益田氏(古い家臣、益田元祥は元就を烏帽子親【えぼしおや】とする)
⑧福原氏(元就の生母の実家)
<一族>
○岩国吉川家(元就二男【吉川元春】の三男の家)

先日のブログでは二の丸にある51mの旧厚狭毛利家萩屋敷長屋を紹介しました。萩城跡指月公園の本丸跡には家老福原家書院が移築され残されていたので見に行きました。

私の中に残る印象は「畳の広い部屋」です。こんな家に一度は住んでみたいものです。
$生涯学習!by Crazybowler-口羽家(くちばけ)住宅
一家八門の下には寄組がいます。重臣であり時に家老職に抜擢されることもあります。

<寄組=重臣の家【約60家】>
山内氏(重臣、元就の娘婿宍戸隆家と血縁)
口羽氏(大江氏流毛利氏の庶家、 口羽通良の子孫)
熊谷氏(元就二男【吉川元春】の正室実家)
志道氏 志道元保の子孫、毛利家庶流
…他多数

三の丸にある口羽(くちば)家住宅へ行きました。一番の見どころは白壁の立派な大きな門なのですが残念ながら日光の具合で良い写真が撮れませんでした。

しかし、私の中でより印象的だったのは庭です。

決して広くはありませんが、萩城がある三角州を構成する橋本川に面していて優雅な気持ちにさせてくれました。日向ぼっこをしながらくつろぎたくなる雰囲気でした。
生涯学習!by Crazybowler-口羽家(くちばけ)住宅
羽口家住宅
電話:0838-25-3139 (萩市観光課)
住所:萩市堀内
営業時間:9:00~17:00
休み:12/30~1/3、8/13~15
料金:100円

大雨や台風の時は洪水にならないのだろうか?と少々心配になりました。

…「死生観」という言葉があります。Wikipediaにはこんな風に書かれていました。

「死を通した生の見方をいう。具体的な型には

人が死んだらどうなるか?どこへ行くのか?
死後や死者をどう捉えるか?
生についての人々の考え方や理解の仕方
生きることとは何か?死ぬこととは何か?」

古代、平安時代、戦国時代、江戸時代、近代、現代では変化しています。死生観が様々な社会、組織の形を決める根底にあると思っています。

古代は八百万の神への信仰です。自然の地形と生と死を重ねた思想がありました。

仏教思想が伝来すると死生観に道徳(善悪)が加えられました。

武士の世の中になると「命」への執着は「恥」とされ「名」を重じる死生観が生れました。

平和な時代「江戸時代」の庶民は「儚(はかな)い」ものならばといういっそ楽しめという思想が生まれました。

現代では強調される死生観は様々だが日本人が持った全ての死生観を兼ね備えている気がします。

毛利家が戦国時代、江戸時代、明治維新と続く時代に存続するための形を作っていた根底には時代毎の死生観が影響していると思います。

武士の世ですから「名」のために「命」を捨てる時代です。

戦国時代から江戸初期までは裏切、暗殺などの危険があった時代でした。生死に関して今より不確定要素が高い時代だったでしょう。

不確定要素を減らすために重臣は信頼できる身内と家臣団で固め忠義を代々教育したのでしょう。江戸時代はその延長のままだっと思います。

欧米列強から外圧を受けた不安定な幕末は変化を求められました。

当時の藩主・毛利敬親(たかちか)は下級武士からも優秀な人材を登用して行きました。ある意味時代のニーズに上手にシフトして行ったのでしょう。

リスク要因の比重が内部より幕府・外国へ移りました。打破するための知恵と行動力が求められたからでしょう。

今はどちらかというと明治維新の頃、又は経済危機から国同士の軋轢が増した第2次世界大戦前に似ているのかもしれません。

明治維新は下流部式の活躍で欧米列強に負けませんでした。

第2次世界大戦前の時代は上流階級がトップを占めていていました。結局、戦争で負けました。

今の時代は身分(肩書き)、出身などを問わず能力あるものが登用されている時代なのだろうか?その答えは時代が教えてくれます。日本が復活する?没落する?

幕府、外国に一度は負けた長州藩が立て直し明治維新を成し遂げる原動力となった運営ノウハウは現代でも参考になります。

結局、長州藩の上流武士はどの程度活躍したのでしょうか?明治維新後に八家の内、四家は男爵になっています。寄組から重臣だった清水家の様に男爵になった家もあります。

きっと、歴史の裏方として奮闘していたか、時代に淘汰されたのでしょう。

ほいじゃ
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